透明なモノローグ

アイマスと百合と漫画と

七尾百合子が15歳でなくてはいけない私なりの理由

ごぶさたしております。また久々にブログをちまちまと動かしたいと思っております。

 

そんな中、「たんあいがたり-natsu-」という企画が出てきまして、せっかくim@stodonで普段なんだかよくわからないトゥートをしているものとして書こうと思い立ち、エントリーしました。

ちなみにこの企画はアイマス系Fediverseサーバでのブログリレーというものでして、本記事は9月1日担当のものとして書かれています。7月20日から1ヶ月半近くやっているんですね。そして私は延長戦期間のトップバッターです。夏休みが終わってから宿題をはじめていた私にはふさわしい担当日になっております。

昨日はみずいろこねこさんによる幽谷霧子に関する記事でした。

rainy-aquacat.hateblo.jp


アイドルマスターシャイニーカラーズは最近あまり触れていないのですが、初めて触ったときは霧子ちゃんが一番気になっていたのを覚えています。儚げな感じがとてもよいですよね。

 

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さて、本日はアイドルマスターミリオンライブ!の七尾百合子についてお話させていただきたいと思います。

まず、話の前にお断りしておきたいのは、「担当への愛を語る」という特性上、私(凍土高原)の考える七尾百合子というキャラクターの解釈であるということです。
絶対的な解釈としてお示ししているわけではありませんし、一部スルーしている部分もあります。その点はどうか留意していただきたいと思います。 

 

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さて、突然ですが、「担当」とはなんでしょうか。

アイドルマスターのプロデューサー達の間では「好き」と「担当」というのは違うといわれることがしばしばあります。確かにアイドルマスターで「好き」なアイドルはたくさんいます。

例えば765プロ萩原雪歩、876プロの水谷絵理、346プロの高森藍子、283プロの杜野凛世といったアイドルです。しかしながら彼女達の担当か、と問われると答えに窮してしまいます。一方で七尾百合子の担当かと問われれば「担当です」と答えられます。では、この2つの違いは何でしょうか。

私の場合、それは欠点も含めて好きで、彼女の将来を一緒に見たい、少しでも力になりたいと思っていることにあります。

前置きが長くなりました。ここからは七尾百合子の短所もとりあげつつ、彼女の何が私を「担当」たらしめるのかについて延々と語っていきます。

 

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 七尾百合子は顔がいい

まず、私が七尾百合子の「担当」となる前に彼女を「好き」になったポイントについて語っていきましょう。

私はわりと面食いです。顔がいい女の子は好きになってしまう悲しい生き物です。

そんな私に彼女の顔は2つの要素を持って私に「好き」と言わしめました。

まずは目です。あのツリ気味の目。全体的にキリッとした印象を与え、意志や情熱の強さを感じさせます。可愛いとかっこいいの両立が出来るのです。

 

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次に私の心を捉えたのは髪の色でした。実は、彼女に限らず私がこれまで好きになったキャラクターには青髪が多くいました。

 

www.pixiv.net Kanon水瀬名雪

 

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planetarianのほしのゆめみ

 

これには理由があります。私が青が好きであること、加えて三次元だと黒に近い髪の色が好きだからです。

なぜ三次元の黒髪好きが二次元だと青髪好きになるのか。それは二次元における「黒」という色の表現するものにあると思います。

専門的知識はそこまでないのでうまくいい表せないのですが、空間・光・物体の立体性を二次元では無理矢理三次元的に見せているゆえに黒はベタに潰れ、重たく見えてしまうのです。また人間の髪の毛も黒であるように見えて、実は微妙に別の色素がはいっているということもあります。

 

www.pixiv.net

 

そうすると、黒より少し軽い色がいいということになります。ここに私の好みの色である「青」が加わってきます。
現実で青い髪は非常に軽く、目立ちますが、二次元の青髪はそこまで目立ちません。色味によっては、むしろ三次元における黒髪に近い色の重さになるでしょう。人によっては私のように黒髪に近く感じる色が茶色であったり、オレンジであったりするのだと思います。

 

 

「ブルーマリン・リアライズ」の衝撃

さて、目と髪だけで好きになるなら、私は5年前にムビマスを見たときにもう七尾百合子を好きになっていたと思います。

しかし、実際はミリシタが始まってから七尾百合子を好きになりました。そのきっかけが最初の限定SSR「渚のサンシャインガール」について来る衣装「ブルーマリン・リアライズ」です。

私はこの衣装を見た瞬間「あ、引くまでガシャを回さないと」と思いました。そのような気持ちになったのはこのときが初めてですし、さらに言えばこの記事を書いている2019年8月末まででも、この1度しかありません。

 

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では、何がこのSSRを引くまで回し、突然2万円を超える課金を私にさせしめたか。それは、「青と黄のミックスによって生み出された七尾百合子というアイドルの輝き」にあるといえます。

 

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青色と黄色の対比といえばフェルメールゴッホの画が有名です。有名な作品である「夜のカフェテラス」や「真珠の耳飾りの少女」を見ればその美しさは一目瞭然です。この二色はヘリングの4原色説に基づくと「反対色」にあたり、色を引き立て合います。

 

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フィンセント・ファン・ゴッホ夜のカフェテラス」(1888) クレラー・ミューラー美術館蔵


衣装「ブルーマリンリアライズ」もまたこの反対色の美しさをうまく用いてます。「白」をベースに青空を想起させる「青」と光や太陽を想起させる「黄」を入れることで表現された真夏の開放感。青の持つ静と黄の持つ動のイメージの組み合わせ。さらに彼女の髪色とリボンの黄色が衣装と一体となったことで、「この人のための衣装だ!」という感じを持たせています。
そりゃあもう、一目惚れでした。

 

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表現を見て欲しいと思う心に惹かれて

キャラクターの大事なところ、それは外見だけではありません。内面もとても大事です。これについては言を俟たないでしょう。

続いては私が好きになった内面の部分について触れていきたいと思います。

七尾百合子といえば趣味が読書、特技がペン回し、好物はおはぎ。いいですね。読書で湧いてきた想像力を紙に書いているうちにペン回しが得意になって、使った頭が欲する糖分補給のためにおはぎをよく食べていたというストーリーが浮かんできます。

この中でなんといっても彼女を語るのに欠かせないのは「読書」でしょう。様々な本を読み、コミュやエピソードのあちこちに本が出てきます。そして出してくる作家の名前は「太宰治」、「レイ・ブラッドベリ」、「J・R・R・トールキン」。日本文学(無頼派)、SF小説ファンタジー小説とどれも方向性の違う作家です。それだけ幅広く様々な本を読んでいることは間違いなく、物語が大好きで仕方ない様子もいろんなところでわかります。

 

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物語が好きな人には大きく分けて2つのタイプがいます。片方が物語にどっぷりつかって表現するタイプ、もう片方が物語の世界や背景を解釈するタイプです。私も物語も含め、読書というか活字を追うのが好きで、「ストーリー」というものをとても重視します。そして私は後者のタイプです。物語を摂取すると背景の考察や、人物の感情の揺れ動きに着目します。

一方で七尾百合子は前者のタイプです。すぐ妄想の世界に行く、読書感想文を100枚書き連ねるというのは完全に表現の方向です。私にはこういうパッションはありません。うらやましい限りです。

さらに彼女は自分の表現を「誰かに見られたい」という願望があります。そして様々な形で表現を行います。読書感想文もそうですが、実はミリシタ時空でのプロデューサーとの出会いは朗読劇です。

  

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また、彼女の表現の中には1つのコアになる「意志」があります。それは誰かに物語を届けたい、伝えたいというものです。彼女はこの強い意志をもってアイドルとして活動しています。

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七尾百合子の「危うさ」

ここまで七尾百合子の好きなところについて話をしてきました。次に私が「好き」から「担当」へと変わったポイントである七尾百合子の短所について話をしていきたいと思います。

七尾百合子の短所、それは他者に対しての距離の詰め方や自分の感情表現が極端に下手なことです。

例えば彼女の悪いところはこんな所で顔を出します。

 

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一見、望月杏奈と七尾百合子がより仲良くなるきっかけにも見えるこのシーン。しかし、これは端的に言えば、「望月杏奈が職場でオンラインゲームのアカウント名で七尾百合子に呼ばれた」ということになるんですよね。

正直これはオタクとしてはかなり避けたい展開。さらに言えば、ホワイトボードにオンラインゲームのHN晒しって結構やばいと思うのです。

 

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私が職場でいきなり「いつもミリシタでお世話になってます!凍土高原P!」とか言われたら最悪ですし、寄せ書きでも「凍土高原P!」って書かれるのは堪えます。

幸いにも765プロシアターは「やさしいせかい」なのでギスギスはしませんが、ヒヤヒヤしました。次にこの1枚。

 

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これもまぁ七尾百合子はなぜ北沢志保の気持ちに気づかないんだろうという感じです。元々そういう他者の気持ちに鈍感な子なのか。

実はそうではないのです。いつもは周囲に気を配って、相手に寄り添って発言しているように思えます。

 

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では、望月杏奈と北沢志保に対してなんでこんなことしてしまったのか。実はあの行動には共通点があります。それは、自分の好きなものを語りたいためにした行動だということ。

オンラインゲームの話をしたければやはりハンドルネームをお互い認識した方が話しやすいでしょうし、本に関しては自分のおすすめを紹介したがっています。

ここから導き出される結論はひとつ。「人との距離感の詰め方が下手」。

その理由は彼女の性格にあります。

 

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萩原雪歩のカード、「のどかなお茶会」。セリフは次のようなものだ。『ゆ、百合子ちゃんたら、大げさだよ…えへへ。 みんなが悩みを相談してくれて、うれしいよ。私も、少しだけお姉さんになれたかな…?』

そう、実は人見知りで自分の気持ちを上手く相手に伝えられないのです。だから普段は表現を控える。一方で、語れる瞬間に遭遇すると、そのマイナスを補うかのように相手を顧みずに話してしまうのです。

この短所、実は彼女の大きな魅力につながります。

 

 

七尾百合子は15歳だからこそ輝く

ここで唐突ですが、七尾百合子の年齢について思い出してみましょう。15歳です。15歳の時、皆さんはどんな時期でしたか?

私に関して言えば肥大する表現への欲求と向き合っていました。そして妄想も激しい時期でした。色々と将来のことについてや周囲のことについて大きく捉え、いま思えば気持ち悪い妄想をしていました。

そして、アウトプットするための行動力やエネルギーはある割に、プロセスを組み立てる知識・経験・思考力が圧倒的に不足していました。

これは何も私に限った話ではなく、皆エネルギーを持て余しては居るけれど、プロセスを組み立てる能力が不足しているようにみうけられました。

七尾百合子も同じように見えます。読書をし、ゲームもし、アイドルもする。けれども先ほど紹介したように、アウトプットでうまく組み立てられていない。他にも、好きな物語に関して言えば読書経験は多くなってきた一方で、「図書館の暴走特急」になってしまうほど話をしてしまうなど、うまく消化できていない印象もうけます。

これは人としてアンバランスだと思うのです。危うさすら感じます。

しかし、この危うさは「七尾百合子」が「15歳」で「アイドルになる」という設定の必然を生むのです。

 

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もし仮に、七尾百合子は14歳ならばアイドルになったのでしょうか?

私は違うと思います。彼女の人見知りで内向的な部分が表現を見てもらいたいという欲求に勝ってしまうと思います。そして、まだ読書経験の積み重ねが中途半端でもあり、アイドルとして物語を表現しようというエネルギーよりももっと本を読みたいという方向にエネルギーが向くのではないでしょうか。

一方で16歳や17歳ならどうでしょうか。物語を表現し、伝えるためのプロセスを組み立てる頭ができてきます。するとアイドルという選択肢を見せられても冷静になってしまっていたかもしれません。そしてまた人見知りで内向的な部分が勝ってしまうのです。

するとどうでしょう。

七尾百合子というアイドルは15歳でしか誕生しない。

ということがわかります。15歳でスカウトされてアイドルデビューという道のりはアイドル・七尾百合子の魅力が欠点も含めて最大限引き出されるために必要なものだったのです。

 

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この美しすぎるともいえるキャラクター設定の虜になり、私は担当になります。
だって、15歳のきらめきとアンバランスさを永遠に眺めていたい、そう思いませんか。そして、同時にこうも思うのです。

七尾百合子はいつまでアイドルをするのだろうか?彼女の未来はどんなものだろうか?

アイドルというのは割と年齢による一瞬の魅力ときらめきをファンが消費するという構図でなりたっている部分があります。これまで説明してきた通り、七尾百合子も同じです。すると、七尾百合子は16歳、17歳になってもアイドルでいつづけられるのか。どのような人生を今後送るのか、気になってきませんか。そして、心配になってきませんか。

私はとても心配です。

 

 

七尾百合子のこれからを見届けたいから、ずっと担当でいられる

七尾百合子の今後に対する問い。これには答えが出ません。繰り返しにはなりますが、アイドル・七尾百合子は15歳であるからこそ私は魅力に感じているからです。しかし、この15歳の危うさを消費している以上、将来の不安からは目を背けられません。コインの裏表の関係です。

私は17歳の七尾百合子、20歳の七尾百合子、25歳の七尾百合子全てを見たいと思っています。そして彼女が幸せな人生を送れるか心配であり、幸せであって欲しいと願っています。

きっと今後様々な壁にぶつかるでしょう。表現したいものと、今表現しているものとの違いに悩んだり、自分の技量の限界に悩んだりすると思うんです。でもその壁にぶつかることって必要だと思いますし、その後が見えないことこそが七尾百合子の可能性を我々に妄想させてくれる材料だとも思います。

そして、時折悩む彼女のそばにいて、彼女を肯定し、彼女の可能性と彼女の幸せを一緒に探したいと思っています。それが私にとって七尾百合子が担当であるということなのです。

 

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二次元コンテンツはその大きな特徴として、キャラクターが我々と同じように歳を重ねないところがあります。

だからこそ、七尾百合子の今を長く見ていられるし、ずっと先の未来は見ることはできないし、彼女の担当でずっと居続けられると思うのです。これは幸せなことなのだと思います。

 

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なぜこんなに七尾百合子のことを考えてしまったのか

長々と(約6000文字)ありがとうございました。私のたんあいがたりはここまでです。

ここまで深く七尾百合子について考えたのは実はある同人誌の制作がきっかけでした。
それがこちらです。

www.melonbooks.co.jp

 

ミリシタに出てくる52人のアイドル全員の出身地や居住地について考察しています。この同人誌制作の際、自分でもびっくりするほど七尾百合子のことを考えました。ほかのアイドルのこともたくさん考えました。その中身もこの同人誌には詰まっています。
この度メロンブックスさんで取り扱いが始まりました。残部はすくないので、お早めにどうぞ。

 

さて、明日は佐々木さんが白石紬について書いてくださるそうです。

先日公開された新曲の「さかしまの言葉」、とてもいい曲でした。紬さんの相反する心がうまくでているいい曲で、さらに好きになりましたね。
そんな白石紬さんについてどう語ってくれるのか。楽しみです。

それでは。